2011年9月14日水曜日

誰かの持ち物 オリジナルの歌 夕暮れ電車



寸断された電車のレールに腰かけて昼食をとる。ちなみに遠野駅前~ボランティアセンター間には朝からやってるコンビニがない。ちょっと離れるとあるけど。だから駅そばの、夜8時までやってるスーパーで前日に、今日の朝ごパンと昼ご飯を買っておかなければならない。日中暑いと腐るんじゃないか…(ー_ー;)  こういうことも行ってみないと分からない。来といてよかった…。

午後は家屋が建っていた場所の、なんて言うのが適切なんだろう、、、片付け。すでに重機で大きな壁やら柱やらは取り除かれて、更地に近い状態だ。家の土台だけが残っていて、その敷地内をきれいにしていく。
生活用品が泥にまみれて散乱している。いつも感じることだけど、せつない。燃えるゴミ、燃えないゴミ、って分けていかれる、誰かの持ち物たち。スコップ団でやったみたいに、そこの住人に立ち会って頂いてある程度の確認作業をしてもらったりは出来ないんだろうか。もう全部、いらないということで依頼をうけたのか、それとももう、ご本人がいらっしゃらないのか、、いてもそこまではしないものなのか、、、。拾い上げたものを、いちいち見つめてしまう。

МDが落ちてたんだ。ラベルに「オリジナル」って書いてあった。自作のオリジナル曲を吹き込んであったんだろうか?バンドか何かやってたのかな。中まで泥が入ってもう聴けないだろうけど、でも自分で作った歌なら、心の中に残ってるよな。  生きていれば。

生きてさえいれば、 ということがどんな風に希望になるのか、安全で何不自由ない生活をしているとぜんぜんよく解からない。だけどそれが本当はいかに異常な麻痺状態かを、思わなければいけないと思う。生きていることをもっと喜べたら、もっとちゃんと感謝ができたら。


…。

ところで、お財布や封筒の中から現金が、お札が何枚も出てきてた。
持ち主をはっきり特定できるもの、たとえば免許証やカード類、賞状や写真、逆に現金や高価そうなものは選り分けてセンターが保管することになってる。作業場のすみにそういったもの達を集めておいておくわけだけど、 こういう時に現金なんかがちゃんと盗まれずに保存されていることが多いことに、しばしば海外のメディアが驚きと称賛の報道をしてますよね…。
まあ褒められといてなんなんですが、、アホじゃないか?ガイジン!ふつーに盗むのかそういうのを。



15時すぎ、今日の活動終了。バスに乗る。また一時間半かけて遠野に帰る。さすがに疲れて帰りの車内はうとうと…。

遠野ボランティアセンターでは作業から帰ると、全体ミーティングをする。各方面であった問題点や疑問点、話しておきたいことなんかを代表者が発言する。〇〇方面に帰るんだけど誰か車に乗せてくれませんかとか、そういうのもアリらしい。
ここのセンターは寝泊りもできる。快適とは言えないかもしれないけど順番を待ってシャワーも浴びられるし、夜はみんなで語りあったり地元の方からの差し入れが配られたり、大きなゲストハウスみたいで楽しそうだ。まあ、問題や不都合もたまにはあるだろうけどね。人間だもの。

さて、班長や同じ班だったみなさんにあいさつして帰る。駅まで徒歩20分。途中土産を買うために立ち寄った酒屋のおじさんと立ち話。酒瓶、全部われたって…。
それから駅のそばにある銭湯にいったら定休日じゃないのに閉まってた…。気分屋らしい。

電車までの時間、駅前の居酒屋に入ったら、なんとさっきの陸前高田方面の隊長さんがやってる店だった!すげー偶然。俺こういう出会い運強いんだよな…。
来月、また来ます。ついでに遠野のお祭りも見ていきます。

ほろ酔いで釜石線に乗る。

ゴトゴト、ゴトゴトと、銀河鉄道を思わせるローカル線が夕闇を走る。

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