6月25日土曜日、宮城3日目。今日は朝早くから仙台駅を出て岩沼という駅へ。そこからタクシーで10分位のコンビニへ。ここが集合場所。
「スコップ団」、知ってますか。今、宮城で昇り龍の民間復興支援団体。 blog.goo.ne.jp/cheapdust/d/20110626
大規模に被災した家屋の清掃、復元を独自の方法で行っている。毎週土日。ぜひチェック!↑
今日はそのスコップ団に参加する。
詳細に関してはスコップ団ブログの6/25の活動内容に詳しいが、大規模に損壊したおうちの瓦礫撤去、家財道具の運び出し、ドロのかき出し、清掃を行った。
海から数百メートルにあるお宅。昨日の現場より海岸線に近い。地震直後、津波警報が出たので貴重品などをもって避難所にご家族で移動したが、はじめはそんなにおおげさには考えてなかったそう。ところが帰宅すると、この被害‥。1階部分はほぼ海水に呑まれ、壁はなぎ倒され家具類は破壊されドロまみれに。そして、ここまでの被害を予測しなかったため室内に残してきたワンちゃんが‥。
はじめ現場を拝見した時、これは、、人の手でどうにかなるのか‥?と思うほど、ひどい状況だった。破壊しつくされた壁が、柱が、「家」を構成するすべてのものが、泥まみれになって敷地内を埋め尽くしている。
住人だけの力じゃどうにもならない。だから多くの人が、貴重品や思い出の品を運び出すことすら躊躇したりあきらめてしまう。中には業者に頼んで行ってもらったが、使える物や思い出のつまった大切なものまで全部捨てられてしまった、なんてこともあるらしい。他人にとっては、泥まみれのガラクタばかりに見えてしまうから。
だけどスコップ団は違う。運び出すのはガラクタなんかじゃない。全部大切な、かけがえのない日常そのものだ。むげに扱ったりしてはいけない。無遠慮にどかどか部屋にあがらない。どんなに泥まみれでも、ここはかつて、ここのご家族にとって心の安らぐ場所だったはず、そしてもしも叶うならまたここに住みたいと思って作業を依頼した、大切な場所だから。
黙々と、大きな木片や壊れたコンクリート片を運び出す。今日の参加者は30人くらいだろうか。ネットやテレビ、口コミで参加を希望して集まってきた方たちだ。地元の人も多いし僕らのように遠方からも来てる。
防塵マスク、防塵ゴーグル、二枚重ねた手袋にステンレスの入った長靴。安全のための装備が最高に活躍してる。
皆で手分けをして大きな遮蔽物が取り除かれると、室内への入り口が確保され、地面も見えてきた。いやこれは地面ではなく、もともとのコンクリート地に10センチほど積もった海砂だ。
だけど!みるみる瓦礫が取り除かれ、もとあったはずの空間が取り戻されてく!すごいな!大勢の力を合わせるとこんなことが出来るのか!僕は思わず手を止めしばしば感嘆せずにはいられなかった。元の家のカタチがどんどん見えてくる。
そしてそれにつれ、ここでの暮らしをうかがわせる品々が、あたりまえにあった日常のかけらが次々に出てきた。
ぬいぐるみ、スティッチの抱き枕、食器類、衣類、家族全員分の傘、本、野球ボール、無事だったお酒、写真‥。
それらを並べてご家族に取捨選別をしてもらう。僕は和装が好きなので、着物を何枚か拾い上げた時、手を止めずにはいられなかった。泥まみれだけど、どうしますかと聞くと、ああこれは誰々のいついつ買ったやつだねぇとご家族が言葉を交わし、だけどもうねぇと、首を横にふる。瓦礫の山の上に、たたんでのせた。
休憩の時、庭の片隅に即席で作られた、犬のお墓に手を合わせた。
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